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矯正歯科

Orthodontic

矯正歯科Orthodontic

矯正歯科

矯正歯科とは、一般的には悪い歯並びをきれいに治す治療のことをいいます。
歯並びの美容的な改善をするだけではなく、発音障害等も改善することができます。
矯正をすることで、前歯で食べ物をしっかりとかみ切ることや奥歯で食べ物を噛み砕くことができ、消化器への負担を軽減し、全身とかみ合わせのバランスが改善します。
歯のガタツキをなくすことにより歯の清掃性を良くして、むし歯や歯周病から歯を守ることができ、歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ち合わせています。
さらに、成長期のお子さまには、顎、顔の適切な成長発育を促す効果もあります。

【セファログラム(頭部X線規格写真)】

セファログラム

セファログラム(頭部X線規格写真)を使用する目的は顔面、頭部のレントゲン写真を正面そして側面から撮影し、矯正歯科治療を行うために分析・診断致します。
当院では今まで、矯正治療で重要な診査のひとつであるセファログラム(頭部X線規格写真)を矯正専門の歯科医院に撮影にいっていただいておりました。患者さんにご面倒をお掛けしておりましたが、この度当院でも撮影できるように撮影機器を導入致しました。(2022.9.11)

【セファログラム(頭部X線規格写真)が必要な理由】

口の中の治療はとても繊細な作業を必要とします。口の中というのは肉眼で見ることのできない部分が多いです。そこで歯と歯の間や歯根、顎の骨をより詳しく調べるためにレントゲンが必要になってきます。
セファログラム(頭部X線規格写真)を使用する目的は顔面、頭部のレントゲン写真を正面そして側面から撮影し、矯正歯科治療を行うために分析・診断することです。また、経時的に撮影して骨格の成長の変化や歯の移動を観察します。ですから、矯正治療で一番重要な機器は、このセファログラム(頭部X線規格写真)でもあります。

【頭部X線規格写真(セファログラム)でわかること】

矯正治療前の診断、矯正治療中(外科矯正治療前後)の状態確認、矯正治療終了後の確認など、 同じ規格で撮影したレントゲン写真があれば経時的にその変化が把握できます。 セファログラムは、X線の管球(X線発生装置でX線を作っている部分)から一定の距離に被写体をセットして規格レントゲン写真を撮ります。
セファログラムで計測および分析することで、「上下顎の大きさとそのズレ」、「顎の形」、「歯の傾斜角」、「口元のバランス」などについて判ることができます。不正咬合の原因を把握することで適切な矯正治療を行う事が出来ます。
頭部X線規格写真

子どもの矯正(小児矯正)

小児矯正とは6歳から12歳までに行なう歯の矯正のことで第一期治療(骨格矯正)とも呼ばれ、この時期に歯の並びを正すことは多くのメリットがあります。
この年齢は乳歯から永久歯に生え変わる時期で、成長発育をしている段階は顎のバランスを整えやすく、歯の生えるスペースをキープしやすいのが特徴です。歯並びが悪くなるのは、おもに歯の生えるスペースがないことが原因で起こります。
また、歯並びの問題は指しゃぶりや口呼吸などのクセを持っていることでもなりやすく、早期の矯正はこれらのクセを直すことにも繋がります。
第一期矯正治療の時期は、歯列やあごが狭い場合に大人と比べて低いリスクで歯列を広げることが可能です。今後永久歯が生えてくるスペースをキープするように矯正を行なっていきます。子供は適応能力も高いため、治療後の歯や歯茎、筋肉が早く馴染んでいくのもメリットです。第一期に矯正を行なうことは正しい顎の成長を促すことでもあり、将来的に歯を抜かなければならない確率を下げることにも貢献します。
ちなみに第一期矯正治療に引き続いて永久歯の生え揃った12、13歳以降に行なう矯正を第二期治療(歯列矯正)と呼びます。第二期矯正治療は、内容としては成人に行う本格矯正とほぼ同じ内容となります。第一期矯正治療で成長の誘導を行っても解決できない問題が残る場合は、第二期治療での改善が必要となります。
大人の治療でも歯や歯周組織が健康であれば年齢を問わず治療は可能ですが、年数が重なっているほど歯に蓄積されている問題は多く、その問題を取り除いて歯の健康を整えてから矯正治療を行なうため治療期間が通常よりも長引いてしまいます。子供の時に発覚した歯の問題は、子供の時に解決しておくことで、成人してから歯を失うリスクを減らせるのです。

費用 税込385,000円〜

第1期治療

乳歯と永久歯が混じった時期の治療で、主に成長を利用した治療を行ないます。(6~12歳)

第2期治療

歯の1本1本に装置をつけ、歯の根までコントロールして最終的な咬み合わせを作ります。(12、13歳~)

【小児矯正のメリット】

  • 永久歯を抜かない矯正の可能性が格段にあがります。 永久歯がはえるスペースが足りない場合、奥歯を後ろに移動させたり、あごの横や前への成長を促すことによりスペースが出来ます。 早期治療により将来的に永久歯を抜歯せずに本格矯正(ワイヤーによる矯正)ができる可能性が高くなります。
  • あごの成長のバランスを整えることが出来ます。 正常な発育を妨げるような歯並びや癖を改善し、あごやお顔の成長のバランスを整えます。 また、放っておいて、あごの関節が痛くなったり(顎関節症)外科的な手術をしなければ治らないケースを避けることが出来ます。 お顔つきやあごの成長のコントロールは、成長期のこどもでしか出来ない矯正治療です。
  • お口の本来の機能を取り戻します。 指しゃぶりや舌癖は、歯並びだけではなく発音や食べ物の食べ方・飲み方に大きく影響を及ぼします。 また、普段お口を開けている癖を引き起こします。 早期に癖を改善するとともにお口の周りの筋肉や舌の動きのトレーニングをして正しい筋肉の動きの習得を目指します。
  • 早めの対処で永久歯での矯正期間が短くなります。 あごの成長のコントロールをしたり、永久歯を正しい位置に生えるように導くことにより永久歯列になってから行う本格矯正が簡単で期間が短くなったり、必要なくなる場合があります。

【小児矯正のデメリット】

  • 子供の矯正はほとんどの場合、アゴの骨の成長が終わる15歳前後まで経過を観察する必要があるため、矯正期間が長くなることがあります。
  • 矯正期間中、一時的に見た目が悪くなることがあります。 (矯正装置が見えたり、一時的に歯並びが悪い状態になったりします。)
  • 小児矯正を行っても、大人になってから再度矯正が必要になることがあります。(特に受け口の場合には、大人になってから外科矯正が必要となるケースがあります。)
  • 小児矯正に使用する装置は、その多くが家庭で患者さん本人に装着してもらうタイプのものなので、患者さん本人が治療に協力的でない場合には良い治療結果が出にくくなることがあります。
  • 矯正中は色々な矯正装置を装着するので、基本的に虫歯になりやすくなります。注意深く歯のケアを行わないと虫歯が出来てしまう恐れがあります。

大人の矯正(成人矯正)

永久歯に生えそろった方を対象とするのが成人矯正で、「2期治療」ともいわれます。近年、治療技術の進歩により、矯正治療に年齢は関係なくなり、患者さんのライフスタイルに合わせてさまざまな治療法が選択できるようになりました。

不正咬合の種類

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上の歯が前面に傾斜して生えている状態です。または下の歯全体が後ろに位置することでも出っ歯に見えます。この状態だと前歯でくちびるを切ってしまったり、顔を強打したときに歯が折れやすくなります。

下顎前突(がかくぜんとつ)

下顎前突(がかくぜんとつ)

出っ歯とは逆に、上の歯より下の歯が前面に出ている状態です。上の顎が小さい、もしくは下の顎が大きいことで起こります。うまく食べ物が噛めなかったり、滑舌が悪くなる歯並びです。

開咬(かいこう)

開咬(かいこう)

噛んでいても前歯がかみ合っていない状態のことです。発音が悪くなったり、前歯でものを噛み切ることが難しくなります。舌の癖や指をしゃぶる癖が原因で起こることがあります。

叢生(そうせい)

叢生(そうせい)

歯がでこぼこに並んでいる状態のことをいいます。この状態は歯磨きのときにブラシがしっかりと届きにくく歯垢が残りやすいため、むし歯や歯槽膿漏の原因になります。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合(かがいこうごう)

上の歯が下の歯を覆ってしまうほど深く噛んでいる状態をいいます。下の歯が上の歯茎を刺激することで口内炎ができたり、前歯が乾くことでむし歯の原因にもなります。

上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)

上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)

上顎・下顎ともに前に突き出ている状態をいいます。

交叉咬合(こうさこうごう)

交叉咬合(こうさこうごう)

上下の噛み合わせが横にずれている状態をいいます。左右の顎に成長の差が出ることにより顔が歪んでしまう場合があります。

空隙歯列(くうげきしれつ)

空隙歯列(くうげきしれつ)

歯と歯の間に隙間ができている状態です。これは顎の骨の大きさに対して歯が小さく生えてしまうことが原因です。隙間があると食べ物が詰まりやすくなり、むし歯や歯周病の原因になります。また隙間から息漏れが生じるのでサ行・タ行・ラ行の発音が悪くなります。

矯正装置の種類

マルチブラケット

マルチブラケット

矯正歯科治療に一番良く使用されているマルチブラケットといわれる装置です。

ノーマルプラン:費用 税込770,000円〜
ホワイトワイヤー:費用 税込880,000円〜

マウスピース矯正

マウスピース矯正

透明なマウスピースタイプの矯正装置です。
マウスピースを2週間ごとに新しいものに付け替えていくことで歯並びを改善していきます。ブラケットやワイヤーを使用しないため、付けているのがほとんどわかりません。ご自身で着脱できるので、他の矯正装置に比べ歯磨きがしやすいです。
ただし、歯の移動量が少ない症例に限られます。
特にマウスピース矯正は、矯正歯科領域全般にわたる基本的な教育と臨床的なトレーニングを受けた歯科医師による診察・検査・診断を基に治療を行うことを推奨します。

費用 税込990,000円〜

舌側矯正(リンガルブラケット)

舌側矯正(リンガルブラケット)

歯の裏側に装着するため、装置を表に見せずに治療が行える矯正装置です。目立ちにくいため、成人の矯正が増えるにつれて需要が高まっています。表に装着するブラケットよりも価格は比較的高く、装置の調整には時間がかかります。

費用 税込1,320,000円〜
上の歯のみ舌側矯正にする場合は費用 税込1,100,000円〜

床矯正

床矯正

床矯正とは、床(しょう)と呼ばれるプレート状の装置を使い、装置についたネジを段階的に絞めていくことで歯列の幅を広げていく方法です。歯列を広げて整えるので抜歯をする必要がなく、装置は取り外しが可能なので、食事や歯磨きがしやすいのが特徴です。特に顎が成長段階の子供の矯正に適しています。

歯科矯正用アンカースクリュー

歯科矯正用アンカースクリュー

矯正用の小さなインプラントを歯槽骨(歯を支えている骨)に埋め込み、そこを固定源にして歯を動かす方法です。通常2~3年かかる矯正期間が半分くらいまで短縮できる、抜歯を最小限に抑えられる、従来の方法では複数回に分けなければ動かせなかった難しい歯の移動もできるといった様々なメリットがあります。

費用 税込1本22,000円〜

部分矯正

部分矯正(MTM)

部分矯正はすべての症例に有効な治療法ではありませんが、短期間で施術することができ、補綴治療(クラウンやブリッジの治療など)やインプラント(人工歯根)治療を行う際に、歯の位置や傾斜などの歯並びの一部を事前に修正する場合や、隙間があいている前歯を移動させる、傾いている歯をまっすぐに修正する、根っこだけになり抜歯になってしまう歯を引っ張りだす場合などに有効な治療法です。

費用 税込55,000円~

  • 矯正治療中の痛みのご心配
  • 費用に関するお悩み
  • 矯正期間のご心配

まずはどんなことでも御相談ください。

患者さんの歯並びに関するお悩みや気になるところをお伺いするところから始めます。お話を伺った後、現状に対して現段階で考えられる治療法の説明、大まかな治療期間や費用などをお伝えします。
治療を前向きに検討される方は、次のステップの精密検査へお進みいただきます。

*相談は無料で行っております。

月に一回(第二水曜日)、矯正専門の先生が診察致しますので安心して御相談ください。

矯正医
矯正医

略歴
鶴見大学歯科矯正学講座入局
鶴見大学大学院歯科研究科矯正学卒業
鶴見大歯科矯正学講座臨床助手
鶴見大学歯科矯正学講座学部助手
鶴見大学歯科矯正学 非常勤講師
(現在)
所属学会
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会

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