虫歯治療
Tooth decay treatment
Tooth decay treatment
お口の中にはたくさんの細菌が存在します。
歯の表面上に存在する細菌群(特に歯肉縁上バイオフィルム)の中で有名なのはミュータンスレンサ球菌とラクトバシラスの虫歯菌です。その他にも40種類の虫歯菌が関与していると言われています。
これらの虫歯菌は、私たちが摂取する糖分を取り込み、酸を出します。
この酸が歯を溶かし続けることを、脱灰と言います。この作用が続くと虫歯になってしまいます。
しかし、お口の中の唾液によって虫歯菌が作り出した酸を中和し、脱灰された歯を修復する役割があります。これを再石灰化と言います。(唾液だけではなく酸を中和してくれる常在菌も存在しています。)
虫歯ができないお口の中は、この脱灰と再石灰化のバランスが取れている状態です。しかし、様々な原因でこのバランスが崩れると、脱灰が優位に働いて、歯が溶けて虫歯になってしまうのです。
お口の環境(唾液の量、質、歯並び)・歯の磨き方、磨く頻度・フッ化物(フッ素)の利用・食習慣(間食が多い、酸性の物を好んで摂取)の見直しを私たちと一緒に考えましょう。
国際歯科連盟(FDI)は2002年に声明として、Minimal Intervention(MI:最小の侵襲)の概念を提唱しており、その基本的な考えかたの5項目をmaoデンタルクリニックでも取り入れております。